ニクガタナ

シカゴのニクガタナのレビュー・感想・評価

シカゴ(2002年製作の映画)
3.6
オゾン監督の「私がやりました。」観た後ストーリーラインがコレと似てなかった?と思って確認すべく公開当時劇場で観て以来で再鑑賞。ミュージカル作品は苦手だったが、米アカデミー作品賞受賞したならって観て大変楽しめた思い出。普通に話してた登場人物が突然歌い出すわけではなく、そもそもがショーだったり心情や状況の説明表現としてのミュージカルなのが良い。現実とミュージカルシーンの切り替えも巧みで、編集が上手い。この世は全てショービジネス。納得性の高い脚本が良い。楽曲がどれも良くて思わずサントラ買っちゃったほど。ミュージカルシーンはもちろん現実世界の衣装や美術も素晴らしい。主演のキャサリン・ゼタ・ジョーンズもレネー・ゼルヴィガーも輝いてたが、キャラにバッチリ合って好演した弁護士役のリチャード・ギアを見直した。まさにスター。あんなテンションの高い法廷模様は初めて。そして大好きなジョン・C・ライリーが気の毒すぎ。存在感なくてMr.セロファンって…。
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