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ソウル・サーファーのxavierのレビュー・感想・評価

ソウル・サーファー(2011年製作の映画)
4.5
運命は私から何を奪ったの。明日を信じて、今を生きる。私は諦めない…
ハワイのカウアイ島で両親と2人の兄に囲まれて暮す13歳の少女ベサニー・ハミルトン。何よりも海を愛し、プロサーファーになることを夢見ていたベサニーは、ある日サーフィンの練習中に突然、サメに襲われ左腕を失ってしまう…
ストーリーはこんな感じ
実話を基に作られた作品。

ベサニーは、母親からは"人魚"と言われるぐらい"海"と共に生きていた、あの事件が起こるまでは…
ホント神様は残酷。この才能溢れる少女から左腕を奪い取ったのだから…
普通、そんな目に遭ったらパニックを起こして冷静じゃなくなるもんだけど
ベサニーは冷静なんだよね、一緒に練習をしていた親友のアラナを気遣うほど。自分だったら、逆に当たり散らしそうだな。
でも、そんな事があっても"いつから練習を始める?"って言うほど、サーフィンへの熱は下っていないんだよね。
そこが凄いよね、ベサニーは
海でサメに襲われたんだよ。普通は恐怖心しかないと思うしね。
それに、今まで出来てたことが出来ないのにね。観ていて、ボートに立つ事さえ難しそうなのに、練習初日に立ったのには、ビックリだったし…

と順調に思えた、ベサニーだったんだけどね…
やっぱ競うとなると不利なんだよね、片腕って事が。それに連れて成績も良くない。才能がある人だけに、その事は大きなショックだったと思うな。
現にやめたいとも言ってたしね。
そんな中、大津波で大きな被害を受けたプーケット島にボランティアに行くベサニー。
そこで津波の恐怖から、海に入れなくなった子どもたちに、サーフィンを通じて海で遊ぶ楽しさを思い出させる。そしてベサニーも思い出すんだよな、サーフィンの楽しさを…
何かそこのシーンは、泣けたんだよね

後は家族が、ホント良い家族!
ベサニーが悲しい時や苦しい時には、そっと寄り添い、ベサニーが本格的に復帰するとなれば、全力でサポートする。ベサニーの波乗りをビデオで確認しながら、ああでもないこうでもないって言い合ってる所は、微笑ましかったもん。

結果よりチャレンジすること、そして楽しむこと。
多分、それがベサニーが見つけた答えだったのかも。
何度観ても、やっぱ感動するし勇気ももらえる、ホント良い作品!

因みにベサニーの親友役アラナを演じているロレイン・ニコルソン。
名前から解るかもしれないけど、ジャック・ニコルソンの娘。
そして本物のベサニーは"おじゃす"にソックリでした。
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