「笑の大学」を再鑑賞してみた。監督は良く知らないが星護と言うヒト。三谷幸喜原作・脚本と言うコトに当時は惹かれていたはず。今回で2回目。
いやはや、先日観た「テープ」と全く同じアイデアやん。普通に忘れてた。これも、ワンシチュエーションムービーやったのを。
舞台は検閲官との、やり取りの場である一室が中心。真ん中に机と椅子が置かれた小さな部屋で、ほぼほぼ会話のみで繰り広げられる。
時代背景は第二次大戦中。先日観た「ゴジラ-1.0」の少し前ぐらいの時代背景なのかな。戦争と娯楽…反発するかのように相反する内容が面白味をくすぶる。
奇しくも、洋画の「テープ」と同じようなワンシチュエーション設定の会話劇やけど、こちらの方が圧倒的に楽しめた。
メインキャストはたったの二人。堅物な検閲官に役所広司。劇作家には稲垣吾郎。もう、この二人の掛け合いが最高の極み。堅物役がとにかく良く似合う役所広司は流石の存在感。
デカイ声で言い合うだけやけど何かと楽しめる。役所広司に負けじと稲垣吾郎が、こんなコミカルな演技が出来たのかと正直、驚いた。いや、忘れていただけやけど。
二人だけなので、どちらかが物足りなくてはダメやけどプラスマイナスのような関係でお互いが損なわれず非常に良かったと思う。やはり、三谷幸喜の脚本はオモロイね。おにくのために…頑張って欲しいと願う今日この頃なのだ。