ペコリンゴ

セロ彈きのゴーシュのペコリンゴのレビュー・感想・評価

セロ彈きのゴーシュ(1982年製作の映画)
3.5
記録。
高畑勲流、宮沢賢治。

『ルパン三世』や『未来少年コナン』にも携わった制作会社オープロダクションが、高畑勲を監督に迎え自主制作したアニメ映画。

読んだことないけど宮沢賢治原作なのは知ってる。こんなファンタジーな感じなんですね。ほんでセロってチェロのことなんですね。

ゴーシュ自身はあまり好人物としては描かれてないけども、彼の元に訪れる動物たちの個性にニッコリ。子生意気で痛い目見るネコと、礼儀正しいネズミが特に好き。

…何が自分の成長につながってるか分かんないことって多々ありますよね。得てして後々になってから気づくもの。

何気ない日常。面倒なアレコレ。決して楽しいことだけじゃないけども、知らず知らずの間にネコやカッコウ、タヌキやネズミたちに出会ってるのかも知れないと思えば、少しはマシになりますよね。