秀ポン

パラダイン夫人の恋の秀ポンのレビュー・感想・評価

パラダイン夫人の恋(1947年製作の映画)
2.4
この頃の裁判ってまだかつら被ってたんだ。

判事の妻の神経が細そうな喋り方にイライラした。吹き替えの演技が上手いって話でもある。
キャラの中ではラトゥールも印象的だった。こいつヤバいやつなんじゃないのか?っていう、受け答えのできない感じ。
肝心のパラダイン夫人には特に思うところはなかった。
グレゴリー・ペックもカッコいいけど彼のキャラ自体はそんなでもなかった。
先輩弁護士とその娘?が解説役みたいな立ち回りをしてるのがちょっと面白かった。

難しい顔で正義やら何やらを語る男達も、結局はエロ虫でしかない。みたいな感じの話だった。
こんな感じの話ですよ〜、みたいな、全体のミニチュア版として判事のセクハラシーンが前半部分に配置されている。そいつがこの裁判を司っているというのが象徴的。

リーガル・ハイってめっちゃ面白かったなと思った。あれのせいで裁判ものに求める水準が高まりすぎている。続編があまりにも絶望的なのが悲しい。
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