ゴン吉

ジャッジ・ドレッドのゴン吉のレビュー・感想・評価

ジャッジ・ドレッド(1995年製作の映画)
4.0
イギリスの人気コミックをシルヴェスター・スタローン主演で映画化した未来SFアクション作品。
ダイアン・レインがヒロインを演じ、アーマンド・アサンテ、マックス・フォン・シドー、ロブ・シュナイダーらが共演。

2139年が舞台。
地球は毒ガスで覆われ砂漠化し、生き残った人々はメガシティと呼ばれる巨大都市に集まって生活していた。
そんな社会を警察官であり陪審員そして死刑執行人を兼ねたジャッジと呼ばれるエリート達が治安を守っていた。
中でもジャッジ・ドレッド(シルヴェスター・スタローン)は英雄的な存在だったが、殺人の嫌疑をかけられ、DNA判定で終身刑となってしまう。
刑務所への護送中に無法者一家に襲われ、ドレッドは囚人の一人(ロブ・シュナイダー)と逃走する。
メガシティに戻ったドレッドは、自分を陥れてメガシティを我が物にしようとする組織と対峙するのだが...... 

未来都市を舞台にした世界観がワクワクで楽しめます。
処刑銃や垂直離着陸可能なエアバイクなどのメカやロボットも見どころです。
ジャッジ一人の判断で死刑執行が行われ、逆に自分が裁かれる立場になるのが滑稽です。もう一歩踏み込んで司法制度の在り方まで描けば、奥の深い骨太作品なっただけに残念です。
「オレは法律だ!」
「これにて閉廷!」 
一方、主人公自身も囚人となり、自分の生い立ちを知り、さらには囚人仲間や女性ジャッジとの交流を通じて、最後には少しは人間性が出てきて上手くまとめてます。
「たまには感情を見せなきゃ」
「そう言うと思ったよ」

2023.10 テレ東で鑑賞(午後ロード・吹替)
2021.2 テレ東で鑑賞(午後ロード・吹替)
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