Mikiyoshi1986

家庭のMikiyoshi1986のレビュー・感想・評価

家庭(1970年製作の映画)
4.1
トリュフォーが贈るアントワーヌ・ドワネルの冒険第4作目!
さっそく、前半の仲睦まじい夫婦生活にほっこり。
マンションのご近所さんも人情味のある人ばかりで、とっても素敵なコミュニティです。
あのクリスティーヌも今ではめっちゃ可愛いお嫁さんになり、昔のドヌーヴっぽい面影がありました。
ドワネル君、昔はあんなダメダメ少年だったけど、無事に幸せを手に入れることができて良かったね!
ジャック金借りすぎだし、ドワネル君も気前良すぎです。

ドワネルが泊まったホテルって、もしかして「アントワーヌとコレット」で独り暮らししてた所と同一ですかね?
「去年マリエンバートで」の声帯模写が茶の間でウケるなんてフランスってやっぱりオシャレ。

ドワネルのめっちゃ楽な仕事とか、怒りの形相で帰りを待つ和クリスティーヌとか、「勝手にしやがれ」とか色々と笑い所が増えつつある本シリーズ。
当時のグローバルな目線から言っても、松本和子とオノ・ヨーコの東洋人の印象って共通してるなぁと思いました。

きっとこの多くのエピソードはトリュフォー自身の実体験からなんだろうなぁと思いながら観てたけど、やっぱり結構そうだったっぽいです。
Mikiyoshi1986

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