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インサイド・マンのclever1のレビュー・感想・評価

インサイド・マン(2006年製作の映画)
3.7
クライヴ・オーウェンは何故かあまり好きではないが、映画は面白かった。ストーリーも脚本も良い。スタイリッシュさや皮肉が時に鼻につくスパイク・リー作品だが、今作は微妙なさじ加減で悪くないと思う。銀行強盗なのにわりとゆっくりと展開していくせいか、観客に展開を推理させる余地があり、それも面白さの一つかもしれない。何より重要なキャストのほとんどを一流俳優が固めているのが良い。
ただ終盤にジョディ・フォスターが銀行オーナーに「嘘つき!」「封筒だけのためにあんな計画を?」というところで「銀行オーナーが計画に関係してたのか?」と混乱したが、2〜3度見直して、翻訳が主語を省略してたせいで紛らわしくなっていただけで、銀行オーナーは犯行計画とは関係ないことがわかった。しっかり翻訳してよ…。銀行オーナーが所有する出どころを明らかにできないダイヤモンドを盗めば、被害として公表しないだろう、という犯行だったということ。
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