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スーパーサイズ・ミーのUniのネタバレレビュー・内容・結末

スーパーサイズ・ミー(2004年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

テンポの良いドキュメンタリー。
元々健康体だったのが、初期はマック縛りの食生活を拒絶→その後順応しマックのセットを食べる度にハイになるように変わっていく。短期間で身体の状態も悪化し医師が警告するほど。健康でいたいと思ったら、食事の影響は大きい。

太ってしまったことでマックを訴えたティーン世代の姉妹のエピソードをきっかけとしているが、このエピソードには心が痛んだ。自分でも自分の身体の状態や食生活が良いと思ってはいないのに、どうして良いかわからないのではないかと想像した。
ファストフードに囲まれた社会そのものへの問題提起は、その中で生活しているとメタ的な視点で考えるのは難しくなっていくから、意義の大きいものだと思う。この作品を観たアメリカの人々の率直な感想を知りたくなった。

日本でもコンビニやファストフード店などに囲まれた生活で、実は環境は似ていると思う。中高生の頃から、コンビニなどでどんどん新作のお菓子が並んでは消えるのを見たり、本当は食べないのが一番良いと分かっていながらどれを買おうかと選んでしまうことに薄ら違和感を感じていた。そもそもなんでこんなにお菓子で溢れているのだろうかと、逃げ出したい気持ちになっていた。自分の基準は守り、口にするものは能動的に選んでいこうと思う。
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