ナチョス

河のナチョスのレビュー・感想・評価

(1951年製作の映画)
4.2
ガンジス河の辺りに住む少女の恋と青春。

異国情緒あるれる国で愛に憧れる物語。

思春期特有の目まぐるしく変わる心情と、インドの豊かな色彩と文化が混ざり合う。

女性たちの服装の色、土着の舞、何気ない瞬間でも絵画の様な美しさを持つのはさすがルノワール。

登場人物のただの昼寝のシーンが印象的。

静寂の中でカメラが寄ったり引いたりするだけで、モチーフである"河"の悠久の流れを感じる。

それは時間とは河は似たもの同士で、一方向に静かに流れていくものだからかもしれない。

単純に絵としても美しいしお父さんの作品が写真になったみたい。
ナチョス

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