ガンジス河の辺りに住む少女の恋と青春。
異国情緒あるれる国で愛に憧れる物語。
思春期特有の目まぐるしく変わる心情と、インドの豊かな色彩と文化が混ざり合う。
女性たちの服装の色、土着の舞、何気ない瞬間でも絵画の様な美しさを持つのはさすがルノワール。
登場人物のただの昼寝のシーンが印象的。
静寂の中でカメラが寄ったり引いたりするだけで、モチーフである"河"の悠久の流れを感じる。
それは時間とは河は似たもの同士で、一方向に静かに流れていくものだからかもしれない。
単純に絵としても美しいしお父さんの作品が写真になったみたい。