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ガチバン SUPERMAXのTMCのレビュー・感想・評価

ガチバン SUPERMAX(2012年製作の映画)
4.6
シリーズ唯一の権野元監督作品で地方が舞台なせいか異色のタッチで、ちゃんとふざけてるんだけどどこか詩情を感じる一本。これはこれですごくいい。
新キャストでは、遠藤雄弥ややべきょうすけはもちろん近野成美が素晴らしかった。
肝の据わり方が半端なくてMAXののんのん並のかっこよさ。
ULTRA MAXの永野芽郁といい、出番も人数も少ない女性キャラがピンポイントに効いてる。
男も、ダメダメだけど言い訳をせず、やせ我慢して、負けてもかっこいい。
逆に、負の部分を一身に背負ってくれてる鈴之助がいるから引き立つというのもある。
考えてみたら、シンプル思考で自分なりの行動規範に従う者の高潔なかっこよさって時代劇的な気がする。
ガチバンは現代の浪人剣客物なのか。廃棄弁当を食べよか食べまいかのシーンなんか武士は食わねど高楊枝な感じ。食べたけど。
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