@ シネ・ヌーヴォ 〜奇想天外映画祭〜 31
トッド・ブラウニング天才か!めちゃめちゃおもしろかった。
騙し騙され振り振られな物語をこれだけ面白く撮るとかもう完璧では。腕のアレがさすがに無理があると思ったらそうきたか。てかあれだけ足を自由自在に操れるのすごい。そしてマッチョさんがこれぞマッチョな描写で良かった。俺の上腕二頭筋はお前を抱くために鍛えておくぜ!
ということでトッド・ブラウニング祭りは一旦終わり。なにが凄いって、やっぱり上から目線がひとつもないってところだと思う。容姿、性格、出自、いろいろな運命があるけれど、登場人物をその運命に固執させることがない。生きていれば良い人になる瞬間も悪い人になる瞬間もあることを偏見なく当たり前のこととして描いているからこそ、どのキャラクターも魅力的に映るのだと思う。
あと、やっぱり時間が短いのが最高。