Ryoma

霧の波止場のRyomaのレビュー・感想・評価

霧の波止場(1938年製作の映画)
4.2
互いに想い合っていても、それを打ち砕くような社会の不条理や過酷な運命。美しくもエンディングがとにかく切ない悲恋な物語だった。
いつの時代も、一生懸命に生きようとしている人がいる一方で悪事を企てようとしている人がいて…その両者が体現されていた本作において、前者の真っ当に生きる誠実な男性を演じていたジャン・ギャバンが本当にクールで世の男性の理想を象徴していたように感じた。
知らず知らずのうちに主人公に懐く黒い斑点模様がある白いわんちゃん🐶が華奢で鳴き声も可愛くとにかく癒された☺️わんちゃんの存在が切なく悲哀漂う物語にホッコリ要素を与えていた気がする。
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