ジャン・ギャバンの観る
先日観た「曳き船」より少し前の
ミシェル・モルガン共演作
年の差一回り程には見えない二人。
本作のモルガン17歳だそうです
海外逃亡目論む脱走兵ジャン
いくつかの偶然から流れ着いた
酒場でネリーと知り合うがの話
幸福な人がいない
不幸を嘆くわけでもなく静かに受け入れ
つつ僅かな未来に掛けてる感じです
ジャンが何者かもあまり語られずネリー
も謎の初老な男に育てられ怪し気な男
に付きまとわれてる
そんな人達が交錯する一日?のドラマで
暗いという表現とは少し違うトーンの
雰囲気が最初から最後まで続きなかなか
良かった
ジャンの性格が見える些細なエピソード
を冒頭に放り込んでいるのでネリーと
知り合ってからの彼女に付きまとう怪し
気な男達とのトラブルも彼なら放ってお
けないだろうな~と
ジャンがネリーと出会わなければと思わ
せるような余韻を残しつつの幕切れで
ありました
監督 マルセル・カルネ
12/220