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スター・トレック5/新たなる未知へのSEIJISANのレビュー・感想・評価

3.0
シリーズ第5作目。監督はカーク艦長演じるウィリアム・シャトナーが担当!Mr.スポック演じるレナード・ニモイが監督として作品をヒットさせ続けたのが羨ましかったなのかな?本作の脚本は劇場版第1作目でボツとされた脚本を底本にアレンジを加えた脚本なので、前作まで思いっきりエンターテイメントへ振り切っていたのに対して本作は良く言えば原点回帰。悪く言えば新人監督が手を出すには難しいテーマの作品だった故に空中分解してしまった感もあります。艦長自らが監督をしているから、前作よりもカーク艦長が「ヒーロー」の色付けが過ぎる気もします...。一番残念だったのは特撮のレベルダウンが著しかった事です。SF作品として、シリーズ第5作目ともなるとファンの目も肥えてきているので、そこはケチって欲しくなかったな。本作のような取り上げるのが難しいテーマを新人監督ではなくて、第1作目の監督、ウィリアム・ワイラーならどう演出したのかが気になります。結論、艦長に監督を任せるべきでは無かった。ポテンシャルを秘めてはいるけど、描くのが極めて難しい脚本だっただけに、ベテラン監督に任せるべきだった。惜しい作品でした。そしてスケールを大きく見せようとしてましたが、逆にスケールの小さい作品になってしまったのも残念。それでもDr.マッコイ、Mr.スポック、カーク艦長のキャンプシーンは微笑ましかったので星プラス0.5です。
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