「キングスマン2」を見たときに「MIB」→「MIB 2」の変遷と酷似していたのだと、こちら側の記憶も呼び覚まされた。冒頭かはKから継承を受けたJがある種のブラック上司の如く、ピカッと記憶消すガジェットを使用しているところが裏社会の人間として未熟なのだと思えるし、それに対して記憶を消され隠居したKのスローライフを再びブラック企業が侵食するのは前作の逆転構図。続編ならではの物量攻撃とMJのインパクト。記憶の蘇った上司の上司たる奥行きを魅せる経験の深さと世界の深淵を見せつけるラストシーンは最高。
自由の女神に対しての目の付け所に乾杯。