FumiKawaguchi

1リットルの涙のFumiKawaguchiのレビュー・感想・評価

1リットルの涙(2004年製作の映画)
4.3
やたらな恋愛話もなかった分、純粋に亜也ちゃんを偲ぶ作品になったのではないでしょうか。養護学校に行くまでの流れ。養護学校に入ってからも前向きに生きていこうとする姿も、原作により近くできており、共感が持てました。周囲の人たちへの複雑な心理状況も、病気の娘を支えていく母親の戸惑いなども淡々と描かれていました。最初は「この子って新人なのかなぁ?演技イマイチだなぁ」と思っていたのですが、時間を追うごとに上手くなっていくのを感じました。なんだかんだ言って演技だし映画なので、案外言葉は流暢でしたが(セリフが伝わらないと困るしね)、動きなどの面で若いながらによく勉強されたんだろうなぁ…と思いました。寮母さんも、本当の優しさについて考えさせてくれます。
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