忠臣蔵のメインストーリー。
忠臣蔵の話の大枠をわかっている、ありきの作品。
何故ならメインの片岡千恵蔵と市川右太衛門の滑舌が凄ぶる悪い。
演技に熱を帯びれば帯びるほど本格的に台詞が聞き取れない。
が、不思議と雰囲気は伝わるもので顔面力が頑強すぎるため笑ってしまうくらい。
2時間半しかないので義士たちのサブストーリーは掻い摘む程度は仕方ない。
その中でも中村嘉葎雄のべらんめえ、近衛十四郎の二刀流の殺陣、大岡橋蔵のいじめられっぷりは見事だった。
なんだかんだとイメージ通りの元禄15年12月14日が画面に現れてグッと来る。
忠臣蔵らしい忠臣蔵を見たという満足感。