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オクラホマ・キッドのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

オクラホマ・キッド(1938年製作の映画)
3.3
ジェームズ・キャグニー主演で、ハンフリー・ボガートが悪役を演じた西部劇。
監督はロイド・ベーコン
原題:The Oklahoma Kid (1939)

西部開拓時代のオクラホマ。
チェロキー・インディアンの土地を政府がわずかな"補償金"で合法的に(奪って)入植者に分け与えた広大な土地。
法と正義で治める町を建設しようとする入植者と裏で町を牛耳ろうとする悪党(ハンフリー・ボガート)が対立。
チェロキーへの"補償金"を悪党から奪い賞金をかけられた荒くれ者の"オクラホマ・キッド"/ジム・…(ジェームス・ギャグニー)は、町長に立候補した入植者が無実の罪で投獄されたと知り、脱獄させようとする…

その後の展開は見てのお楽しみ。

(悪党とその仲間の一人)
・悪党(ハンフリー・ボガート
・仲間の一人(ワード・ボンド)
(悪党に立ち向かう開拓者の親子)
・父(ヒュー・サザーン)
・長男(ハーヴェイ・スティーヴンス)
(正義の裁判官とその娘)
・裁判官(ドナルド・クリスプ)
・娘(ローズマリー・レイン)

ギャグニーは小柄なこともあり、西部劇のヒーローには似合わないのが残念。ヒロインも今一つ魅力に乏しく思われる。
本作のテーマは"法と正義"
さて、
①アメリカ政府はネイティブ・アメリカンの土地を"法と正義"のもとに合法的に手に入れた?
②"法と正義"が通用しない過渡期の時代には、銃(無法)でやっつけなければならない?
恐らく、半分は正しい。
後の映画「シマロン」「遥かなる大地へ」などにおけるいわゆる"ランド・ラン/ ランド・ラッシュ"の描き方の違い(変化)を感じたい。
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