らんらん

人生のお荷物のらんらんのレビュー・感想・評価

人生のお荷物(1935年製作の映画)
3.5
松竹らしいちょっとした家族ドラマ
主演は、、、斎藤達雄?吉川満子?田中絹代?な群像劇

【あらすじ】
斎藤達雄&吉川満子夫婦は三姉妹(田中絹代は次女)を嫁に送り出してホッと一息

だが!まだ歳の離れた息子(9歳)がいたことを思い出し斎藤達雄はボヤきだす
日頃からアレは失敗だった、出来損ないなどとボヤいていたのだが
以前からそれを快く思っていなかった奥さん(吉川満子)と衝突、奥さんは息子を連れて別居してしまう(田中絹代の家)

果たしてこのまま別れてしまうのか、、、?

【感想】
もちろん最後は奥さんたちが戻ってきます、雨降って地固まる的なお話
子供のことで喧嘩するんだけど、子供の無邪気さかわいさに救われて仲直りするってやつ

たぶん家族あるあるなお話なんだろうけど、個人的にあまり実感としてわからないのが難点か

斎藤達雄は、、、九州男児的な?女の子は甘やかして男の子は厳しくみたいな?
違うかなー、でも結構ボロクソ言ってるよなー、奥さん怒るのも無理ない
たぶん年齢も関係してる、劇中で59歳とか言ってるから当時だともう隠居だもんね
それでも坊やが一人前になるまでには10年以上かかる、その辺もボヤきたくなるところなのかも

吉川満子は、、、厳しくも優しい、まさにお母さん
別居後の周りのフォローがそこは我慢して旦那を立てなさいみたいなのが昔だなぁって思う
でも我が子をボロクソ言われて反抗したら出てけと言われて、、、現代だったらもう離婚よね

田中絹代は、、、かわいいw たぶん全盛期のかわいさ、この頃って見るたび小さくて華奢だなーって思う
あとは、コーヒー?をかき混ぜたスプーンを床に向けて降るのはどうかと
掃除してくれる女中さんいたっけ?いたとしても行儀わるいよねー
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