ミーミミ

スタンド・バイ・ミーのミーミミのレビュー・感想・評価

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)
5.0
胸の奥につっかえている
もやもやしたもの

それは自分を焼き尽くし
周囲への怒りに転換されたりする

怒りにまかせて暴力的に相殺したとき

一時的にもやもやは解消されるだろう

だがその爽快を勘違いしてはいけない


自分の奥の奥に折りたたみ
しまい込んだもの

自分でも存在を抹殺した
ジクジクしたもの

悔しくて悔しくて
愛してるからこそ掻き乱されるもの

そんなグシャグシャの想いを
優しくほどいてくれるのはー

ー友達とのこんな冒険の旅だったりする…


夏のあの日
4人で歩いた荒野の線路

持ち金を出しあった腹ペコ

創作話にウケてくれた皆の楽しそうな顔…

身体から湧き上がる愛…ノルマンディ

友達が歌った変な歌…だったり

他人事みたいにしか話せなかった刺さったまんまのトゲ

歩き、走り、はまり、吸われ、
じゃれあい、隣に座り、守りながら眠る

なにものにも変えがたい夏の日

未来を変えるちからをくれた

最高の夏…だった


2021.6.26追記

スタンドバイミーの和訳を初めて観たよ


いくら闇に支配されようと
僕は怖くないのさ

ただ君が居てくれる

君が寄り添ってくれる

だから僕はもうおそれない


僕のそばにいてくれるね
いつも僕のそばに…



そばに居てくれるひと

その存在があれば
いつも陽だまり


それはときに

友人であり

恋人であり

家族であり


そのあたたかさを忘れないように

したいよ
ミーミミ

ミーミミ