経年変化

年上の女の経年変化のレビュー・感想・評価

年上の女(1958年製作の映画)
4.2
喪失して初めて愛の大きさに気づき漆黒の闇へと堕ちていく男を体現したローレンス・ハーヴェイもなかなかだが、それを引き出すシモーヌ・シニョレのクールビューティっぷりが傑出している。
しかしむしろ彼女がフェードアウトしてからがこの作品のハイライトなのだろう。子供が車の玩具を走らせるくだりなんて悪趣味すぎてにやける。
生気の抜けた蝋人形よ、さあ苦しめ