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オリヲン座からの招待状のseckeyのレビュー・感想・評価

オリヲン座からの招待状(2007年製作の映画)
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私は1988年生まれで、割と不器用で人からの評価などを重要視する母親と幼少期はいっしょに過ごしていたのだけど、宮沢りえが貴乃花と別れさせられたあと拒食症になってしまったというニュースがあまりに衝撃的で、あの骨と皮だけになってしまった二の腕とゴツゴツした膝小僧を今でも覚えている。その姿を母はものすごくしつこく哀れみ否定し、のちに宮沢りえや貴乃花がテレビや話題にあがるたびに哀れみ否定した。そんな環境だったから大人になってからも宮沢りえを”終わったひと”という位置付けをしていた。でも彼女の美しさは一朝一夕のものではないことは誰もが認めていて、あの出来事も含めたこれまでの人生が彼女の美しさの芯であり、今日も様々なメディアで彼女は”綺麗なひと”とうっとりされているんだろう。もちろん顔が綺麗でオランダの血が入っているハーフという、私たちとは数段高い位置からのスタートだとはいえ、自分の美しさは自分で選んでいくという責任感の強さに圧倒的な色気を感じる。
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あぁ…。こんな女性になりたかったなぁ…。すぐ千原ジュニアの喋り方のモノマネしちゃうようじゃ一生なれないなぁ…。
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