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宇宙人ポールのkuuのレビュー・感想・評価

宇宙人ポール(2011年製作の映画)
3.8
『宇宙人ポール』
原題Paul.
映倫区分PG12.
製作年2011年。上映時間104分。

サイモン・ペッグとニック・フロストが主演・脚本を務め、『未知との遭遇』『E.T.』とかの名作SFへのオマージュを散りばめながら、陽気な宇宙人のポールと冴えない青年コンビの珍道中を描く製作国アメリカ・フランス・イギリス合作コメディ。

おはなしは、
地球暦の1960年4月1日、キン肉星第8病院で、キン肉真弓の次男として生まれる。
誕生前に兄・アタルが出奔したため、第1位の王位継承権保有者に。
三輪車で遊んでいた際の事故で左脇腹を怪我し、その古傷が弱点に。
頭は良くなかったが、キン肉星の王子なので王立幼稚園に入園できた。
しかし、幼稚園入園のお祝いに行った家族旅行の最中、たまたま紛れ込んだブタ(キング・トーン)を放り出そうとした際にマスクのデザインが災いしてそのブタと取り違えられ、地球に捨てられた。。。
あ🍀これはキン肉マンの粗筋でした
キン肉マンは全く関係ないので
🙇🙇‍♂️🙇‍♀️🐷  △
       肉
      ・ ・
       ◎

改めて、(・肉・)

SFオタクのイギリス人青年クライブとグレアムは、全米最大のコミックイベント、コミコンと米中西部のUFOスポットをめぐる旅を楽しんでいた。
その途中、ネバダ州のエリア51を通りかかった2人は、ポールと名乗る本物の宇宙人と遭遇。ポールを故郷に帰すため奮闘することになる。

『ショーン・オブ・ザ・デッド』と『ホット・ファズ』の共演者であるサイモン・ペッグとニック・フロストは、この賑やかで陽気で口の悪い映画の中で、再び魅力的なチームであることを証明してます。

ペッグとフロストは、筋金入りのオタク(ペッグは芸術家、フロストは作家)で、コミコンを満喫した後、アメリカ国内のUFO関連の観光スポットを巡ることに。。。

夜、彼らはエリア51から脱出し、故郷の惑星に戻ることを急いでいるポールという名の、本物そっくりの宇宙人に出会う。
道中、彼らは様々なトラブルに巻き込まれ、政府のエージェント(ジェイソン・ベイトマン、ビル・ヘイダー、ジョー・ロ・トルリオ)に追われることになるが、後者2人は頭脳の面で大きく欠けてる。

今作品は万人受けするモンじゃないかも知れへん。
だけど、宗教的なこと抜いて、本当に人を惹きつける面白さがありました。映画でこないに笑えるのは個人的に、、、いやいや沢山あるけど、その一つに数えれます。
セス・ローゲンが声を担当しているポールは、肛門検査の話が出た後、貴重で短い暴言を吐いているし、
脚本を担当したペッグとフロストは、必要に応じて、他の映画から引用したセリフを楽しそうに散りばめている。『ショーン・オブ・ザ・デッド』と同様に、この作品にはユーモアに加えて真の心があり(?)、
ポール、クライブ、グレームと旅を共にする心優しい女子を演じるクリステン・ウィグをはじめ、
登場人物たちは皆、とても好感が持てました。
ウェイトレス役のジェーン・リンチ、著名なSF作家役のジェフリー・タンバー、
厄介な田舎者役のデビッド・コーチナー、
卑劣な悪者役のシガニー・ウィーバー、
ほんでもって、子供の頃にポールの地球到着を目撃した女性役のブライス・ダナー等々、実力派のコメディ・キャストがその素材を余すところなく演じてました。
また、ある映画監督が声だけのカメオ出演をしてました(ホンマモンか比べようがないが、解説に書いてあった)。
また、特殊効果も巧みに行われてたし、ポールがデジタルで作られたキャラクターであることを無視して、キャラとしてのポールを完全に理解することができた。
全体的に、この作品はしっかりとしたエンタメ作品で、エンディング・クレジットまでギャグが続き、退屈することはなくホント楽しめた。
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