らんらん

結婚期のらんらんのレビュー・感想・評価

結婚期(1954年製作の映画)
3.5
都庁の公園事業部で働く男(鶴田浩二)が主人公、真面目で誠実な性格で仕事もできる男、30を過ぎてそろそろ結婚かと本人も周りも意識し出した時に突如到来するモテ期!

本人は局アナの有馬稲子にぞっこん、有馬稲子もまんざらではない
ちょっとしたきっかけで顔見知りになった芸者岡田茉莉子からは何故が気に入られストーカー的に追い回される
親戚が気を回して知らぬ間にお見合いされられる相手の女医役で杉葉子、密かに想い続けていた毎日顔を合わせる家のお手伝いさん

この4人が一堂に会するシーンのカオスさが良かった!特に岡田茉莉子の使い方がうまい、その登場の度に面白おかしく楽しめた

シネマヴェーラ渋谷の有馬稲子特集にて「空かける花嫁」に続いて鑑賞
あっちでは学生であったけど、こちらはバリバリのキャリアウーマン
それでも!結婚観は当時のものですねー、仕事バリバリやってるけど結婚に憧れ母になりたい、そんな感じ
当時の世情では結婚後も仕事続けるとかそうはないんだろうなーとか

あ、また同じ感想になりそうなので違うこと
ハーレム的なラブコメとしてそこそこ楽しめる作品ですが、終盤からちょっと盛り下がってるかなー、美談的に何もかもうまくいっての「終」、悪くないけど綺麗になり過ぎて作り物感、ちょっと安易かなーと
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