27歳という若さでこの世を去ったブルースマン、ロバート・ジョンソン。彼には「ミシシッピー州南部の十字路で悪魔に魂を売り渡す代わりにギターのテクニックを手に入れた」という有名な逸話があるのですが、この作品はその伝説をモチーフにした作品。僕はギターも弾くし元々ロバート・ジョンソンは聴いていたので、飛びつくように鑑賞しました。 そもそものクロスロード伝説やジョンソンの幻の30曲目など、知ってる人しか楽しめないようなネタとはいえ、ギター演奏シーンは良いですよ。クラシックをブルージーに奏でて、スティーヴ・ヴァイ扮する悪魔とギターバトルするシーンとか楽しいです。ギターを弾く方やブルース好きなら、気楽に楽しめると思います。ただし、主役はベストキッドのラルフ・マッチオ君です。「ベストキッドのギター版」と言ってしまえば正直その通りです。長々と書いた割にはぶっちゃけ子供騙しです。ジェフ・ブリッジスの「クレイジーハート」みたいな大人の雰囲気で作ってくれれば良いのに。。
