この作品はMy best どんより映画に認定されました。
オススメしませんが、それでももし観るのであれば元気な日に観てください。
1970年代の米軍基地がある村での若者3人とその周辺の悲劇が描かれています。
主人公3人にはそれぞれモデルがいて、肖像画家見習いをしている男子は監督がモデルです。
ハーフの男子は監督の友人、片目が悪い女子は近所の子がモデルだそうです。
今まで観たギドク映画は、ありえないｗみたいなことも多かっただったけど、この作品での出来事はどれでもありうること。
様々な要因が絡み合い誰も救われない悲惨な出来事がたくさん起こるんですね。
監督インタビューで米軍基地問題だけでなく、実は米軍の兵士も大変ということを描きたかったと言ってたけど、たしかにストレスはんぱないよな・・・って思いました。
日本の沖縄のことにも言及していて、たしかにこの作品に描かれていることって日本や他の国でもありうることだと思ったら、なおさら辛くなりました。
『サマリア』でも使われている曲、エリック・サティの「ジムノペディ」が印象的です。
著作権料が発生しないことが監督には重要ですよね（笑）
http://www.cinemajournal.net/special/2005/kimu-kiduk/
犬商人はどこかで観たことあるなーと思ったら『悪い男』の主役・ハンギでした。
この作品も相変わらずすごいです。特に目！！
