カンパッチー

身代金のカンパッチーのレビュー・感想・評価

身代金(1996年製作の映画)
3.7
チームワークの欠片もない犯罪集団ですが、今見てもゲイリーシニーズの腹に一物がある演技は素晴らしいし、最後はやっぱりメル・ギブソンらしい暴れまくるところも大好きでした。

ただ絶対FBIの黒人さんはこいつも犯罪集団と繋がってるだろ?といつも疑ってしまいます、大体FBIのくせして個人の電話を被害者が聞こえるところで言うなよ、俺は金持ちじゃなくってよかった~とか子供に愛してると伝えてくれとか奥さんに余計なこと告げたりとかもはやわざと足を引っ張ってるのかこいつはと疑いまくってしまいます。
ついでにメル・ギブソンの不正賄賂のこともなんだかんだ有耶無耶に罪を償わず終わるんかい!と。

ゲイリーシニーズがそこまでメル・ギブソンや金にこだわる理由なども明かされないところも謎ですよね、金は彼女のためでもあったのでしょうけど、、。リーダーとメル・ギブソンの駆け引きも見応えもありますし、メル・ギブソンが逆に犯人を脅す!という誘拐事件にありえない展開もおもしろいのですが、やっぱりなぜ格闘スキルがないメル・ギブソンがゲイリーシニーズをボコボコに出来んのよ!という、、。まぁメル・ギブソンは前世のリーサル・ウェポン的刑事の血が甦ったのだと納得はできるんですけど、ゲイリーシニーズはなぜあんなに得意技として2回も披露した喉仏に1発をメル・ギブソンにかまさんのじゃい!ということだけが本当に残念。

でも、やっぱり面白いですね、だれること無く観れる作品です。