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悪魔の赤ちゃんのNNNのレビュー・感想・評価

悪魔の赤ちゃん(1973年製作の映画)
2.4
製作スケールにケチをつけても、、とも思うが、「赤ちゃんそのもの」に全くと言っていいほど動性を感じず。代わりに「赤ちゃんの視点」はぐわんぐわん動き、対象がダブって見えたりするのだけど、言っちゃ悪いが、こういった小手先のギミックのほうが雄弁である時点で「わー、面白い」とはならんですよ。

姿をくらましている時間帯の存在感の無さも気になったな。潜伏をにおわせる類の演出が希薄で、出てきそうなシーンも無ければ、出てこなさそうなシーンには当然の如く出てこない。赤ちゃんどこいった??と思いながら見てました。ニュースに流れることでより遠くなっている感じすらあり、警察官の「〇〇に現れた」という台詞でしか距離を測れないのは流石にちょっと、、ね。

映画の評価とは関係ない話っすが、ラストの干上がった河川敷のような場所、『殺しの分け前/ポイント・ブランク 』(67年)でも『TIME/タイム』(11年)でも見かけたような。同じロケーションだったりするのかなあ。
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