みゆたん

青空に踊るのみゆたんのレビュー・感想・評価

青空に踊る(1943年製作の映画)
3.7
タイトルやジャケから感じる明るいイメージを想像すると裏切られるかも??
そら豆さんにしては珍しくテンション低め&ストーリーもエグい作品

第二次大戦中、一時休暇で帰国したアメリカ軍パイロットのそら豆さん。
日本軍のゼロ戦を何機も撃ち落とした英雄として有名なんだけども、それを隠して報道カメラマンを目指す小娘(ジョーン・レスリー)をストーキングする話ね

あれ?
結局いつものパターンやん。どこがエグイねんって思った?

そうなの。最初はいつものパターンなのよ。
病的すぎるストーキングっぷりとあの顔なのに甘い言葉とエレガントなダンスで小娘もゾッコンよ♡

いつものパターンを楽しんで見てたのに、いきなりの路線変更

急にそら豆さん苦悩し出すのよ。
付き合うことになっても戦地に行くことになるから会えなくなる。逆に悲しませることになる。あぁこんな思いをするなら会わなければよかった。。。

みたいな感じの
重ためのメロドラマ展開に

散々ストーキングしたクセに気づくの遅いやろw

後半 自暴自棄になったそら豆さん
バーで1人で踊るシーンはかなりヤバかった。
見てるだけで幸せな気分にさせてくれるいつものダンスとは真逆。
めっちゃ狂ってたしめっちゃ怒ってたけど、こういうパターンも逆に新鮮だったし色んな意味で魅せてくれたかな。

こないだ見たグレン・ミラーもそうだけど、戦時中 真っ只中の作品って 暗いムードを吹き飛ばして映画の中だけでも楽しんじゃおう♪って感じのエンタメ作品が多いイメージ持ってたのよ。

今回のそら豆さんは、めっちゃシリアスだったし実際の軍人さんや家族が抱える苦悩を描いたパターンなのかな??

戦意高揚っぷりもかなり高めだったし、エンタメ要素も少なめ。珍しいタイプのそら豆作品見ちゃった♡
みゆたん

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