だいき

時をかける少女のだいきのレビュー・感想・評価

時をかける少女(2006年製作の映画)
4.5
細田守監督の原点にして頂点。
「待ってられない 未来がある」

第30回日本アカデミー賞
最優秀アニメーション賞を受賞した
「時をかける少女」のレビューです。

まず、とにかくめっちゃくちゃ良いので、見た事ない人は絶対見て下さい。(語彙力)

細田守監督の夏作品といえば、サマーウォーズと思う人も多いと思いますが、実はこっちもバリバリの夏作品。更にストーリーがタイムリープ×青春なので、甘酸っぱさや懐かしさを感じつつ、時折映される入道雲等の夏風景がエモいです。

過去に戻れるとしたら、自分はいつに戻るだろうか。そんな事を考えながら、つい観てしまいます。話の大枠としては難しくないですが、タイムリープが絡んでくるのでしっかり観ていないと終盤「え?」とはなるかもしれないです。でも構成としてもメインキャラクターにしっかりと焦点を当ててましたし、主人公と一緒にタイムリープも理解出来るように分かりやすく構成されているなと感じました。

主人公の真琴は仲里依紗さんが声優だったんですね〜、15年位前なので凄く若さや勢いを感じました。映像もやっぱりスタジオ地図ですね。作品のタッチも個人的に大好きで、今でも全く色褪せずに見やすかったです。

そして主題歌のガーネット、心が揺らぎます。最高です。作中のOSTもめちゃくちゃ良いです。総じてクオリティ高すぎる作品だと思います。

これを見た後にきっとあなたも
「あぁ、自分もあの頃に戻れたらなぁ」と懐かしさを感じずにはいられなくなるはず。見て後悔しません。

ストーリー: 4.8
構成: 4.5
演出: 4.2
映像: 4.5
音楽: 4.6
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