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ルネッサンスのbackpackerのレビュー・感想・評価

ルネッサンス(2006年製作の映画)
4.0
戦争後の未来、2054年のパリ。
世界的医療企業アヴァロンの若き研究者イローナが誘拐され、主人公カラス警部は捜査に乗り出す。
しかし、彼女の誘拐の裏には、子供が死ぬ運命にある不治の病『早老病』と、その研究の重大な発見が絡んだ、巨大な陰謀が隠されていたのだった……。

モーションキャプチャーを使用した、モノクロームアニメーション。カラーはほんの数秒しかありません。
カラスの声はダニエル・クレイグが担当しています。
全編白黒世界で綴られる、圧倒的インパクトある映像世界。まさしく、実写でもアニメでもない世界です。

ストーリーはどこかで見たことあるようなSFですが、映像の力で魅せます。
ラストには虚しさが残りました。
世界の秩序を守るのか、約束を守るのか。
どちらが本当に良いことなのか。
善と偽善は紙一重である、という感じです。
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