スローモーション男

ダウン・バイ・ローのスローモーション男のレビュー・感想・評価

ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)
4.0
 ジム・ジャームッシュ第3作品

 ラジオDJのザックとチンピラのジャックは罠に引っ掛かり、同じ刑務所の牢屋に入れられる。対立している両者に新しくイタリア人の囚人ロベルトが入ってきて三人は友情を深めていく。
 そして、三人は脱獄をするのだった。

いつものオフビートな映画で脱獄する話なのに、まったく盛り上がらないw

トム・ウェイツ、ジョン・ルーリー、ロベルト・ベニーニがめちゃくちゃはまり役だし、三人の個性が調和されるのが良い化学反応を産み出してる。特に牢屋内で「アイスクリーム、ユースクリーム」って輪になって歌うシーンは最高に楽しいですね。

めちゃくちゃ楽しい映画ではなかったので、こんなに点数は高くないです。
『ストレンジャー・ザン・パラダイス』の時もですが、途中で疲れてきます…。

最後に出会うロベルトが好きになった女性は、後に『ライフ・イズ・ビューティフル』でロベルト・ベニーニの妻の役をするニコレッタ・ブレスキなんですよね!