アノ

日本暗殺秘録のアノのレビュー・感想・評価

日本暗殺秘録(1969年製作の映画)
3.7
若山富三郎無双(桜田門外の変)から駆ける馬車への襲撃(大久保利通暗殺)、吉田輝雄のたっぷり間を描いた自害(大隈重信爆殺未遂)、主観カメラで寄りまくる(星亨暗殺事件)…と殺人を激情に任せて撮りまくるオムニバス式の冒頭が素晴らしい。
大尺を取る血盟団事件編でもテンションは陰ることない。賀川雪絵の死体にすがりつく千葉真一はほとんど屍姦のような動きをする(死に際に鶏が画面端をうろついてるの、ブニュエルか?)
片岡千恵蔵のフィクサーぶりが素晴らしい。

牢屋の格子からリンゴを差し出してくる待田京介に一番ぐっと来た。
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