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メジャーリーグのYYamadaのレビュー・感想・評価

メジャーリーグ(1989年製作の映画)
3.6
【スポーツ映画のススメ】
メジャーリーグ (1989)

◆競技名: 🥎 野球
・競技舞台: メジャーリーグベースボール
(MLB)・アメリカンリーグ
・競技者: クリーブランド・インディアンス

〈本作の粗筋〉 Wikipediaより抜粋
・MLBに属するクリーブランド・インディアンスは34年も優勝から遠ざかっている弱小球団。新オーナーのレイチェルは、本拠地のマイアミ移転を目論み、チーム低迷に向け、奇妙な選手たちばかりを召集。
・チームはシーズンが始まっても低空飛行を続けていたが、チームに勢いがつき始め、60勝61敗となった日、チームはレイチェルの企みを知り、。これに発奮した彼らは怒涛の快進撃を見せる…。

〈見処〉
①日本の「野球」を変えた?
 大ヒット・スポーツコメディ!
・『メジャーリーグ』は、1989年に製作されたスポーツ・コメディ。メジャーリーグベースボール(MLB)に実在する球団、クリーブランド・インディアンスを舞台とする。
・本作が公開した「前夜」には、プロ野球ファミリースタジアム」の発売(1986)、「打倒・王巨人」の清原和博、男泣き(1987)、「東京ドームBIG EGG」こけら落とし(1988)と、まさに日本のプロ野球の人気最盛期。
・本作は日本公開にあたり、1989年6月に前代未聞の「東京ドームで3万人試写会」を敢行。また、本作のヒットを受け、日本では「大リーグ」の呼称が一般的だったMLBに「メジャーリーグ」が定着。本作にて描かれた「Wild Thing」のテーマによる入場シーンから、ホームチームの選手入場にテーマ曲がかかる先駆けともなった。
・本作の劇中曲は今でもスポーツニュースのBGMに採用されるなど、日本人と海外スポーツの距離を縮めた作品である。
・また、本作公開によって、本国アメリカでもクリーブランド・インディアンスの人気が高まり、1995年には地区優勝を果たすまでとなった。

②何気にスゴい出演陣
アカデミー作品賞受賞作『プラトーン』(1986)に成功したトム・ベレンジャーとチャーリー・シーン以外にも、なかなかユニークな出演者が脇を固めている。

◆ウェズリー・スナイプス:
俊足の選手、ウィリー・メイズ・ヘイズを演じたスナイプスは、その後『ブレイド』シリーズで黒人アクションスターの第一人者に。
◆デニス・ヘイスバート:
ブードゥー教信者の主砲ペドロ・セラノ
は、その後テレビドラマ『24 -TWENTY FOUR-』にてデイビッド・パーマー米大統領役を演じ、その人気キャラぶりから民主党、共和党の両陣営から出馬要請があったほど。
◆レネ・ルッソ
本作で映画デビュー後、『リーサル・ウェポン3』『アウトブレイク』『トーマス・クラウン・アフェアー』といった大作に出演。近年では『マイティ・ソー』の母親役として有名。

③結び…本作の見処は?
◎: キャラ立ちしたポンコツ選手たちが大団円を向かえるスポーツ映画の王道ストーリーは、家族で楽しめる。
◎: 終盤の「Wild Thing」による入場シーンは、テンション上げの名場面。
▲: 弱小球団といえども観客数は少なすぎ。選手役の俳優のプレーもプロには見えない力量も残念。
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