2000年に起こった「セカンド・インパクト」によって世界人口の半分が消失した世界で、第3新東京市に襲来する謎の生命体「使徒」を汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンに乗って撃退するも心を病んでいく少年・碇シンジが、秘密結社ゼーレによる「人類補完計画」の実行と父ゲンドウの暗躍の狭間で挑む最後の戦いを描いたSFアニメ映画です。
『マクロス』が描いた社会や政治と距離を置いたSFバトルの究極形とも言える、極めてパーソナルな問題が世界の命運を左右する謎多き物語を、様々な新しい技法を取り入れた外連味溢れる抜群の映像と演出で描いて大ヒットしたTVアニメシリーズ。その謎を解明してないと批判の多かった最終二話をリメイクして映画版として公開されました。
「スポ根少女×SFバトル」が成功した『トップをねらえ』に続く「ひきこもり少年×SFバトル」の実現へ神話やらを持ち出すもひきこもり少年の悩みがそうそう真理と紐づくはずもなく、最終手段で真理なんかポイして自己否定からやっぱり肯定に逃げるのは逆に普遍的なティーンエージャー的で個人的にはテレビ版の方が好きだったりします。
