ちぬちぃぬ

金星ロケット発進すのちぬちぃぬのレビュー・感想・評価

金星ロケット発進す(1959年製作の映画)
3.4
凄い映画発見‼︎W🚀

『2001年宇宙の旅』より9年くらい前
現実ではアポロが人類初の月面着陸する10年前に上映された作品みたいです

もちろん当時はCGも使えないのでだいたい特撮✨アイデアも良いし…今となっては可愛く見える
宇宙船の中ではコンピュータとチェスで対戦してたり
無重力の演出も工夫されてました
なんかちゃんと多国籍ぽさもあるし、ドメスティックな感じじゃなくて新しさ感じる

。。。ウルトラセブンとか好きだとハマるかも?W でもロケットはマグマ大使みたいやで


たぶんですが、第二次世界大戦後?もしかしたら国によってはもっと前から?
60年代〜70年代〜80年代。。。(一応今もか)躍起になって宇宙開発事業をやる気だったと思う
この映画でも序盤に宇宙に進出するメリットを挙げとったけど
アレですよ地球上でも奪い合ってる資源、レアメタルとかまぁそんなヤツが欲しくて
他の星に取りに行くぞ!って話ですよね

あ、それとあるあるだけど
「知的生命体」ってのを凄く追い求めるよね
この作品でも早い段階で"言葉"を受信したって喜んでいたな
コレは私が思うに、ただ宇宙人のお友達が欲しいわけではなくて(そもそも世間がよく言う宇宙"人"ってヒト限定なの?生命体って言いなよ)
生命の起源や進化と環境による影響を研究したいという理由からかなぁと思います

「まともな人間」には、宇宙から搾取すれば良いとか
地球が汚れたら他の星に住もうとかの発想自体がないと私は思ってるんで
こんな事始めるヤツの暴力性って凄ない?ってなっちゃいます

この映画はそんなテーマじゃなくて
ガチで10年後、20年後、科学力が凄く発達してこんな事ぐらい成し遂げるだろうという期待が感じられる
もっと言うとアインシュタインの相対性理論があれば宇宙なんてチョロいぐらいの感覚
トラブルが発生して恐ろしい事態にも起こったりしますけどね。。。
もっと純粋な心のSFなんですよね

残念ながら60年近く経ってもまだ月にちょっと行けただけ…金星なんて全く手が届きません(公表されてないだけか?)

60年以上経った現代からしたら
セットや小道具などが可愛げがあってちょっとオシャレなレトロフューチャー系に見えるかも✨
便利なモノだらけの時代じゃないからこそアイデアが溢れているー
(前半に言ったことと被ってるよ)