OSHO

ロスト・チルドレンのOSHOのレビュー・感想・評価

ロスト・チルドレン(1995年製作の映画)
3.3
ジャン=ピエール・ジュネ監督は、「アメリ」も「天才スピヴェット」も大好きだけど、本作はまったくハマらなかった。

ブラックすぎるおとぎ話。
セットや映像は凄く凝っている。

終盤になって、これは少女と頭の悪い大男の純愛映画なんだな…とわかった。もう少し早い段階で純愛映画と気づけば、もう少しは楽しめていたと思う。

頭の悪い男の年の離れた弟が悪い組織に誘拐される。その弟を探しにいく。
そのなかで子どもの窃盗団と出会い、そのリーダー格の少女が協力してくれるという物語。

脇役のキャラが強烈すぎる。
少女の属している窃盗団のボスが双生児のおばさん、
敵側は、脳みそだけの人間や6人のクローン、老けるスピードの早い男、背の低い女がいたりして、
登場人物を頭のなかで整理するだけで、ちょっと大変でストーリーはあまり楽しめなかった。

ジャン=ピエール・ジュネ監督の芸術的なこだわりを感じる映画だし、純愛映画だし、その辺を感じ取れたら、もっと楽しめたと思う。
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