たか

森崎書店の日々のたかのレビュー・感想・評価

森崎書店の日々(2010年製作の映画)
5.0
 神保町シアターで観ました。
 主人公・貴子の気持ちが痛いほど伝わってきます。みんなそうやって大人になって行くんだろうなと思わされる作品です。どこかゆったりとした時間もあり、スローライフムービーっぽい一面も感じました。
 「人生、無駄なことなんてない。どこからでも始めよう。」がいいですね。叔父・サトルの人間性も好きです。ほぼ100%同感できます。でも最後のアクションは、私にはできないかな...でもやるべきなんだろうな...と思わされました。
 神保町という舞台も最高だし、読書の良さもジンワリと伝わってきます。古い本を読みたくなってきます。ちょっと捨てる技術を磨いて、AIを少し減らし、ゆったりと本を読める環境をつくって行こうと思いました。
 上映が終わった後、劇場周辺にロケ地が広がっているのが良いですね。可能な限りこの作品は神保町シアターで観るべきです。それをひっくるめて五つ星映画なのかもしれません。
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