Shaw

火の馬のShawのレビュー・感想・評価

火の馬(1964年製作の映画)
3.5
構図・色彩なら『ざくろの色』には届かんし、荒ぶるカメラムーブならカラトーゾフの一連の作品の方が圧倒的。プロットも情けない泥沼愛憎劇って感じ。

話運びも、監督の稚拙さなのか、元の話の語りをまんまでお届けしようという試みなのかは知らんが、なんだかおぼつかない。

ロバート・エガースのフェイバリットという話を聞いて期待値を上げすぎたか。世界観のつくりこみは精緻で素晴らしい。

あとIVCの2Kレストアとは名ばかり。こんなんブルーレイの画質じゃないで。クライテリオンを見ならないなさい!
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