マーくんパパ

蝉しぐれのマーくんパパのレビュー・感想・評価

蝉しぐれ(2005年製作の映画)
3.8
蝉しぐれの泣く夏を何十年も跨いで東北一藩でのお家騒動に巻き込まれた文四郎一家の幾星霜の日々を描いた藤沢周平時代小説の映画化。父の無念な召し腹、剣術仲間逸平や与之助との変わらぬ交友、殿の側室に召されて行った隣家の幼馴染ふくへの恋情、お世継ぎ廻る藩内の陰謀etcを四季折々の美しい北の風景織り込んで描かれる。時の経過が淡々とスケッチ風に描かれる為、打ち果たしクライマックスが今ひとつ盛り上がりに欠けるがそこも藤沢流とも言えそう。それにつけても木村佳乃が美し過ぎる。尼さんになっても追いかけたい⁉︎