鍋レモン

ノスフェラトゥの鍋レモンのレビュー・感想・評価

ノスフェラトゥ(1978年製作の映画)
3.7
⚪概要とあらすじ
22年にムルナウが発表したブラム・ストーカー原作の小説の映画化のリメイクで、悪の象徴で災禍をもたらすドラキュラ伯爵の孤独な宿命を描く恐怖映画。製作・脚本・監督は「緑のアリの夢見るところ」のヴェルナー・ヘルツォーク、撮影はヨルク・シュミット・ライトヴァイン、音楽はポポル・ヴー、メイクアップは麗子クルックとドミニク・コラダンが担当。出演はクラウス・キンスキーほか。

⚪キャッチコピーとセリフ
“愛されないことほど、苦痛なものはない”

「失礼 怒らんでくれ 君のためにしたことだ」

⚪感想
ホラー作品。

『ドラキュラ(1992)』を観ようと思ったのに何故かこっちを鑑賞した。

1978年でこのクオリティはもはや芸術。淡々としていてツッコミどころはあるがたまらない良さがある。

映像の見栄えというか昔の作品なので仕方が無いがドラキュラ伯爵が明らかに吸血鬼。吸血鬼でないとしても化け物。
肌白いし、耳とんがってるし、前歯しかないし、爪とんがってるし、肌冷たい。割と冒頭で血を吸うし、日を浴びない。

今ではかっこいいビジュアルの吸血鬼が沢山いるけど最初の頃ってこんな感じだったのだと驚き。
ほぼ出っ歯の前歯で血を吸うの辛い。坊主なのもなんでや。『トワイライト』のエドワードがこのビジュアルだったらベラは恋に落ちてなかっただろうな。

ジョナサンを演じていたのがブルーノ・ガンツで驚いた。

今作はヒロインかと思いきや後半ほぼ主人公なルーシーが良かった。
ジョナサンを愛する強い心を持つルーシーめちゃくちゃカッコ良い。

ネズミの量が凄すぎて『ウィラード』『ベン』を観ている感覚だった。
ネズミの虐待疑惑があったそう。

冒頭のミイラの映像の怖さやスローで羽ばたくコウモリの映像も良かった。

ドラキュラや人狼、フランケンシュタイン、ゾンビは誰が1番早くに生まれたのだろうかとふと思った。ちょっと調べたらドラキュラの歴史が余りにも深すぎて分からなかった。



⚪以下ネタバレ



日の当たり判定が謎。
ラストのジョナサン日が直当たりだよ。

ジョナサンがドラキュラ宅へ行き、うっかりで嫁のルーシーの写真をドラキュラに見せてしまい、ドラキュラ恋に落ち棺桶+黒死病ネズミでカモフラージュしてルーシーの元へ、ジョナサンもその思惑に気づきルーシーの元へ、ドラキュラ1度ルーシーを襲うも十字架で退散、ジョナサンはルーシーに会えるもおかしくなっている、ルーシーがドラキュラを倒すも死亡、ジョナサンが今度は吸血鬼に。

⚪鑑賞
配信サービスで鑑賞。
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