FREDDY

天国からのエールのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

天国からのエール(2011年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

後に数々のアーティストを輩出する音楽スタジオ「あじさい音楽村」を創設し、2009年にガンで亡くなった仲宗根陽さんの実話を阿部寛主演で映画化した本作。

話としては、実話をもとに描かれたという事もあり、想定内の展開を見せていくのでとくに秀でているものはないが、阿部寛が演じた"ニイニイ"こと、大城陽という人間の魅力が十分に詰め込まれた人間ドラマでした。単純は物語ながら感動しますし、桜庭ななみや野村周平といった若手俳優らの演技も良く、役作りの為に努力を惜しまなかった阿部寛はそれ以上に素晴らしく思えた。ステレオポニーが唄う主題歌の「ありがとう」の歌詞がまた涙をそそりますし、本作は良作なのではないでしょうか。ただ、やはり気になるのは物語がやや薄味で深みがなく、きれいにまとめすぎている印象を持ちました。これはこれでありだが、個人的にはもうひとひねりが欲しかった。
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