イニャリトゥ監督の締めに。“バードマン”とは正反対にカットをふんだんに利用した映画。アメリカ、メキシコ、日本、モロッコの4つのストーリーが異なる時系列で進み、1つの銃で繋がる。同監督の“21グラム”との違いは1つの物語の中では時系列が逆転しないこと。言葉や文化が違っても世界は大きな流れの中で互いに影響を与えながら存在している。というようなメッセージなのかな。
個々のストーリーは良かったりする(メキシコの乳母の話は切なくて好きだった)。が、これらを1つにすることに意味があるのか疑問だった。繋がりという程の繋がりはないし、東京の話に至っては訳がわからん。菊地凛子は可愛かったけど、体張りすぎだよ。。イニャリトゥ監督の作品では一番苦手だったかも。