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西部開拓史のkawazilikousakuのネタバレレビュー・内容・結末

西部開拓史(1962年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

あらためて思った
アメリカ人なんていないと
アメリカ人とは白人の欲望の集合体に過ぎないんだと
開拓精神という欲望の塊が先住民を自然を駆逐していく
でも、白人達も、まさに命がけで西へ進む。敵は先住民や自然だけでなく、白人すら敵。西へと向かう白人をカモに白人が襲いに来るカオス。
それでも、アメリカン・ドリームという欲望に取り憑かれた亡霊が、列車という黒い大きな箱に入ってどんどんと大陸に押し寄せてくる。時代という大きな津波を前に先住民の人たちは残念ながらもう勝てません。今のパレスチナ人のように。

あと、この映画、映像も凄かった。
特にバッファローのシーン。CGじゃないとかおかし過ぎる。

あと、2話目がいちばん好き。

遺産として金鉱を残された女性が、財産狙いで自分に近づいてきたと分かっているんだけど西部への旅を通して恋に落ちて、財産がないと分かったら捨てられて、最低な男だ、そういう人に、私はそうは思わない、私もお金持ちの男と結婚したいわ、彼もお金持ちの女と結婚したかっただけよ、2人ともずっと貧乏だったからよくわかるのっていうセリフ好き

あと、女性にプロポーズするのに、
丸太のようにしっかりした身体だ、何人も子供を産むことができそうだ
っていうとこも好き

あと、女性を褒めるのに、
素敵な髪ですね、インディアンが腰にぶら下げても一発であなたの髪だと分かりそうだ
っていうとこ大好き

この人がグレゴリー・ペックって言うんだね、007この人で見たかったな
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