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『メリー・ウイドー』に投稿された感想・評価

有名なオペレッタ「メリー・ウィドウ(陽気な未亡人)」をMGMで3度映画化したうちの1作目。シュトロハイム監督が「グリード」(1924)の翌年に撮った作品で、原作を大きく改編した脚本を自ら執筆し独自色に染め上げ、彼の作品中で最も興行的に成功した。※サイレント映画で、劇伴にメリーウイドウ・ワルツが使われている。

主演はサイレント期の大女優メエ・マレー&「ビッグ・パレード」(同1924)「肉体と悪魔」(1927)のジョン・ギルバート。

原作のヒロインは最初から“陽気な未亡人”として登場するが、本作は映画の半分以上が“陽気な未亡人”になるまでのオリジンとなっている。その結果、ヒロインの運命はより波乱に満ち、起承転結も起伏に富みとても見応えがあった。さらに敵役として、シュトロハイムを下劣にしたような意地の悪い将校を絡ませることで物語に強いスパイスを効かせている。作り込まれた各シーンの美術と陰影の深い照明も素晴らしく、中でも教会の巨大スケールと美しさは圧巻だった。

本作はシュトロハイム監督作品の中では珍しく撮影後の大幅カットが少なかったようで、全体的な完成度が高い印象を受けた。また物語の方向性は原作に従っているので、珍しく悲劇で終わらない。シュトロハイム作品に期待される残酷性を保持しつつ、最も好感度の高いエンターテイメントな一本に仕上がっている。

それにしても、1934年にルビッチ監督が再映画化したものとは何もかも違い過ぎて笑ってしまうほど。今回は見比べることで両監督の個性が際立ち、興味深い鑑賞体験となった。両作とも完成度が高く優劣は付けられない。

シュトロハイム作品の中では、「クイーン・ケリー」(1929)に次いでお気に入りの一本となった。

※メエ・マレーは、「サンセット大通り」(1950)でグロリア・スワンソンが演じた元大女優のキャラクターのモデル。スワンソンは「クイーン・ケリー」の主演である。「サンセット大通り」の物語にシュトロハイム監督は欠かせない存在であり、同作への出演は必然だったのだと理解した。

※ジョン・ギルバートは「殴られる彼奴」(1924)で助演、「見世物」(1927)で主演。
足元ばっか撮ってんじゃねーよこのど変態野郎!と、言って欲しいのかシュトロハイム。気付かずに見てたけど、明らかに様子がおかしいやつ(皇太子)おったから調べたらやっぱりシュトロハイムwwwそして毎度おなじみの製作エピソード見るたびにかわいそうになってくる。
シュトロハイム監督作。メイ・マレーとジョン・ギルバート主演。架空の国モンテブランコの王子とアメリカ人ダンサーの恋物語。原作はオペレッタらしいけれど、シュトロハイムが描くとなんだかドロドロ。靴を執拗に捉えたショットにより人間の欲望が様々な形で暗示される。

二人の仲を裂こうと画策する皇太子役のロイ・ダルシーがいい味。シュトロハイム本人がやっても違和感のない、いや~な男。