イライライジャ

ザ・テロリスト 少女戦士マッリのイライライジャのレビュー・感想・評価

3.0
劇場公開時は邦題が『マッリの種』だったそうだが、何が起きたらこんなクソつまらなさそうなタイトルとポスターに…?

テロリストとして育ってきた少女。周りの少女も次々と自爆テロを行う。それが名誉だと信じて止まない。
だが、とある男性と出会ったのをキッカケに、1人の人間として、1人の女性としての気持ちが芽生え始めていく。

アクション要素はほぼ無しのドラマ重視なタミル映画。
美しい緑の下には埋められた爆弾。
睫毛を滴る雨が心を高鳴らせる。

インドはテロリスト視点の映画がちらほらあるが、本作も良作だった。やっぱり実際にこのような若者がたくさんいることを考えるとやるせない。
そんなことしなければ、最高の人生を送れたかもしれないのに。