よっちゃん

遠い空の向こうにのよっちゃんのレビュー・感想・評価

遠い空の向こうに(1999年製作の映画)
5.0
当時、ソ連が打ち上げた人工衛生スプートニクのインパクトは若者にとってそれほど衝撃だったのですね‼️

炭鉱町という閉鎖された世界では炭鉱夫になるのが当たり前になっている中で、少年ホーマーはソ連が打ち上げた人工衛生スプートニクを見た事に感動し自らもロケットを打ち上げる目標を立てロケット作りを始める🚀

何の知識もないホーマーにとっては無謀とも言えるロケット作りであったが、数学オタクでクラスで浮いた存在のクエンティンを説得しロケット作りに勤しむ。

その後、級友のロイやオデルも加わり4人でのロケット作りは失敗の連続でありながら何処か楽しげに見えるし、何より学校卒業=炭鉱夫って道筋を打破すべく数学が苦手であるホーマーがロケット作りに必要な数学の知識を身につける為に懸命に勉強しその姿を見た担任のライリー教師が後押しする展開は本当に微笑ましい☺️

また、自身も炭鉱夫であり息子にも炭鉱夫として働いてほしいと願う父ジョンと衝突したり、打ち上げに成功したロケットが山火事の原因とされロケット作りを禁止されたりと災難に合いながらも夢は捨てきれずに直向きにロケットと向き合う姿は若さ故のものだなーと感じた😌

その後は、ストライキ回避の為に尽力した父や町の人の助けもあり失敗を幾度と無く繰り返しても諦めないロケットボーイズ…そして、打ち上げも成功しコンクールにも優勝して凱旋した時の町の人々の喜びようったらね🎉

そして、コンクール優勝後に父親がホーマーに皮肉を言う… それに対してホーマーは「僕達は見解が一致しない事柄がある…全ての事で一致しない… それでも僕もひとかどの人物になれるはずだ‼️親父と異なるからじゃない同じだからだ‼️」と…
フォン・ブラウン博士ではなく、親父がヒーローなんだと… 炭坑夫としての父親がどれだけ勇ましく誇りを持っているかを理解しているし、更に似た者同士で頑固であるからあれだけ衝突をしていても父親を尊敬しているのだなと思った一言でした😭

父親は地下に向かい…
ホーマーは空へと向かっていく...
そんな2人の対比も良かった🤔

そして、最後の打ち上げに初めて父親が現れ一緒に空を見上げるシーンにグッときます…😭

クリス・クーパー、ローラ・ダーンと名優が脇を固めてるので、若いジェイク・ギレンホールも安心して演技が出来たのではないかな?☺️

マイベストムービーです😤