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肉屋のchiyoのレビュー・感想・評価

肉屋(1969年製作の映画)
3.5
2023/8/6
同僚の結婚式で、肉屋を営むポポールと意気投合した教師エレーヌ。彼女を演じるステファーヌ・オードランがスラっとした美形で、やたらとファッションがオシャレ。対するポポール演じるジャン・ヤンヌは揉み上げが気になるものの、ワイルドだけれど繊細な役柄がハマっていたと思う。そして、女性が被害者となる連続殺人事件が発生するも、痛ましい姿を見せることなく、物々しい警官の数や崖上から滴る血等で表現。特に後者は、校外学習中のエレーヌと生徒たちが遭遇し、ある女生徒が食べようとしたパンに滴ってくるから普通に怖い。また、サスペンスと同時進行するのがエレーヌとポポールの関係性で、過去の傷が原因で結局は恋愛には発展しない。が、エレーヌがポポールを気に掛けているのは明らか。違う形で出会えていれば、と思えてならない。
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