あらすじ:ベトナム戦争の行方不明者を救いに最強帰還兵がベトナムに舞い戻った(…うっ!この話どこかで聞いたような…このジャケットも…!)。
キャノンフィルムズがまたパクった?否、製作年だけで言えばこちらが先!すなわち本作が『ランボー2』の元ネタであり、パクったのはキャメロン!!キャノンフィルムズに死角無し!!!
ベトコンの人でなし上層部が未帰還米兵の存在を隠蔽しようとしたので、無敵帰還兵チャックがこれを白日のもとにさらす!というお話。
冒頭、戦時中のチャック。銃弾降り注ぐ中、仲間を逃がすために奔走。演出がぬるいせいかチャックの表情が優しいせいか、幼稚園先生の引率奮闘記に見えます。
敵地に単身乗り込むチャック。音を立てようが目が合おうが時限爆弾がストップウォッチだろうが、奇襲作戦はとにかく成功。恐ろしい緊張感の無さですが、そんなことを言い出したらおしまいなのです。
しかしご安心を、ここからがキャノンフィルムズの見せ場。起承転で溜まった眠気を、特大花火で吹き飛ばして結びにかかります。ロケ地の自然環境が心配になるほどの火柱に、恐れおののけ!
脇役は、お笑い担当のハゲデブとその部下の献身が意外にエモーショナル。「地獄で会おうぜ」にちゃんと命がこもってましたね。チャックの引率にも身が入ります。
そして、最大の見せ場はラストシーン。悪逆無道を暴露するため、チャックがとった手段とは!?世紀の“路駐”を見逃すな!☆